2026年2月再スタート

『走ることについて語るときに僕の語ること』は、なんだかジムに行く気がしない日に読むといいかもしれない。

日々走ることは僕にとっての生命線のようなもので、忙しいからといって手を抜いたり、やめたりするわけにはいかない。

もし忙しいというだけで走るのをやめたら、間違いなく一生走れなくなってしまう。 走り続けるための理由はほんの少ししかないけど、走るのをやめるための理由ならトラックいっぱいぶんあるからだ。 

僕らにできることは、その「ほんの少しの理由」をひとつひとつ大事に磨き続けることだ。

(本文より引用)

この一文が全てだなと思う。

もちろん、どの話も興味深いし、村上春樹が小説を書き続けるきっかけとなった話や、ときどき奥さんの姿もちらほら出てくるプライベート感は、なんというか、とても魅力的だった。

これほどストイックに走るというひとつの習慣を継続することの大きさみたいなものを感じて、すげぇな、と正直思った。
毎日10㎞走るのは並大抵なことではないし、そのうえトライアスロンにも挑戦する超人的小説家。

なんで、そんなに走るんですか? 
なんで、そんなにストイックになれるんですか?
という質問は当然でてくるわけで。
朝活、筋トレ、ヨガ、勉強、ジャーナリング、アウトプット。 この世の中に健康的な習慣はくさるほどあるけど、継続できない人もくさるほど多い。当然わたしもそのうちの一人。

ストイックな習慣はトップランナーだけのものなのか?
私たち、パンピーこと一般人にはストイックな習慣を継続できないのか?
むしろ、このストイックな習慣を継続できる人がトップランナーになれるのか?
と、なんとも凡人な疑問を持ちながら、本を読みはじめるわけだけれども、途中で最初に引用した文章に出会ってしまう。

村上春樹も走りたくない日、走るのが嫌な時があるのか。 今日はジムに行かず、ラーメン食べて帰りたいと思う自分と同じ気がして安心する。

走るのをやめる理由なら、トラックいっぱい分ある。
走りつづける理由はほんの少ししかないけど、「ほんの少しの理由を大事に磨き続ける」

ジムに行かない自分への言い訳はトラック2トンぶんある。 
今日は仕事で疲れてるから。 お腹空いてるし、ラーメン食べたいから。 
筋肉痛が残ってるから。 ジムが混んでるから。 
明日大事な会議があるから。 明後日行けばいいから。 
きりがない。

そんな時は思い出そう。 ジムに通おうと思ったきっかけ。 その時の想い。 大切に忘れないように。 
もし、忘れそうになったらこの本を読むことにするといいかもしれない。

share

コメント

コメントする

目次